確定申告は複雑で大変、便利なツールを利用したほうがよかったという話
利用したツール:やよいの青色申告オンライン+e-Tax
確定申告の背景
わたしは年収2,000万円以上もなく、これまでは給与収入だけでしたから確定申告の必要はなかったんです。
昨年から少しだけ家賃収入が加わることになり、確定申告をすることになりました。
年間収入で80万円もありませんが届けなければいけません。
現在は、e-Taxというホームページから申請できる制度があります。
これを利用することにしました。
はじめてでもあり、難解な申請手続きや制度について調べていざ手続きを行うこととなりました。
e-Taxだけで挑戦するも、青色申告の書類作成は大変面倒
e-Taxで申請するなら青色申告が絶対です。
何故なら、控除額が白色申告と全く違ってしまうからです。
白色申告は簡単ですが、
青色申告では65万円の特別控除や赤字分を3年間繰り越しできたり、
固定資産が経費として計上できたり・・その他節税へのメリットが豊富です。
ですから、どんなに収入が少なくても青色申告にしておきたいのです。
そのための、e-taxでも青色申告をするための手続きが用意されているのですがどーもわかりずらい。
ログインするまでが面倒くさい
まず、申請窓口がどこからやればいいのか良くわからん。
e-Taxを初めて利用する場合、一番初めに右側ボタンの「開始届け出書の作成・提出」を行わなければいけません。
ここで利用者識別番号を登録します。
登録後初めてe-Taxが利用できます。
ログインするには、「利用者識別番号+パスワード」又はマイナンバーカードを利用したログインの2つがあります。
この、マイナンバーを使ったログインをするためには、
スマホにマイナンバーのアプリをインストールして使えるようにしておかなければいけません。
これらの一連の手続きが必要です。
青色申告のための書類作成がよくわからん
まず、e-Tax申請で使用する青色申告関連の書類を作らなければなりません。このシステムが分かりずらい。
システム自体が悪いわけではなく、
わたしの知識不足が壁になってしまうといったほうがいいかもしれません。
入力するべき要素を事前に用意していなかったり、
入力するべき金額が調べられていなかったりして
そのたび資料を探すといった状態になってしまいました。
自分の収入に関連した登録のためのには以下の情報が必要です。
収入
・月毎の家賃収入の額、その他水道光熱費としていただいた金額
・不動産の金額(建物の購入額)
支出
・減価償却額
・建物の耐用年数
・購入した年月
・支払った固定資産税
・ローン支払いの建物分の利息額
・修繕費などがあればその費用
その他(12月に一旦会社で処理した給与の詳細)
・自分の給与年間収入
・源泉徴収額
・社会保険の年間支払額
・地震保険1年分の費用(5年一括で払っているからその中の1年分のみ)
他
システムを利用する前に調べておきましょう。
書類を用意したのちの申告手続きがよくわからん
はじめ、
「確定申告書作成コーナー」と「e-Tax」は同一のものだと勘違いしてました。
確定申告書作成コーナーは、あくまでも確定申告のための資料を作るためのシステム
そこで作成した資料を、e-Taxで申請する際に使用するのだと後々分かりました。
分からんかった一番の理由は、どこからアクセスすればこのページにたどり着くかが分かりずらかったからです。
そもそも、
「確定申告書作成コーナー」と「e-Tax」が別なものと思っていなかったことで
「確定申告書作成コーナー」=e-Taxと勘違いしていたため、
申請手続きが上手くいかなかった理由でもありました。
知り合いから教えられた やよいの青色申告オンライン
e-Taxは、確定申告の制度や申請に必要な一つ一つをちゃんと理解していないとうまく使えません。
わたしの様な、給与所得にちょっとした別収入が加わったという方はしんどい作業かと思います。
確定申告書作成コーナーは、
全体を理解していれば問題なく利用できたと思いますが、私は混乱してしまいました。
そこで、既にやよいの青色申告オンラインを使っていた知り合いから教えてもらい利用することにしました。
やよいの青色申告オンライン=確定申告書作成コーナーと似たような機能とも言えます。
しかし、違っていたのは、
・説明が分かりやすく、誘導されるままに必要事項を入力すると「確定申告書類」ができていた
というところです。
確定申告書作成コーナーの場合、入力する内容は同じでも
耐用年数の算出方法や、原価償却の算出方法等自分で調べて入力しなければなりません。
減価償却法は新旧の違いがあって、
どちらを当てはめるのか確認しながら金額を算出しなければなりません。
やよいの青色申告オンラインの場合は、購入年月、
購入金額、建物の種類などをセレクトしていくと自動で算出してくれます。
また、給与収入の取り扱いも
既に12月に処理した年末調整の費用をどう処理すればいいか混乱してしまいます。
やよいの場合は、会社からもらった資料に書かれた項目を入力するだけでOKです。
項目ごとに説明や注意事項が表示されるので、
あまり迷うことなく確定申告書類を作成してくれました。
手順は会計帳簿等付けていないので、収入の登録から行います。
- 「かんたん取引入力」で一年分の収入を登録する(入金日時ごとに入力します)
- 「確定申告」メニューに移動して4つのステップで申告関係の情報を入力します
Step1:減価償却の計算
Step2:青色申告決算書の作成
Step3:確定申告書の作成
Step4:電子申告(e-Tax) - Step4:電子申告(e-Tax)は、カードリーダーを使うとe-Taxと連携できるようです。
しかし、このカードリーダーは今後廃止されると考えられている古いシステムなのでスマホでマイナmmバーアプリを使ったアクセスが必要です。
ここからは、やよい青色申告オンラインではなく
にアクセスをして、Step4のその他で 「所得税e-Tax申請データ」を一旦ダウンロード。
このダウンロードしたデータを、e-Taxで読み込ませ申請手続きを行います。
「所得税e-Tax申請データ」には、
申告に必要な書類が全て登録してあるので手続き自体は10分もあれば終わりました。
会計ツールをお勧めする理由
メリットは大きいんじゃないかな
- 申告制度や手続きの詳しい知識が無くても正しい申告書類を作成してくれる。
- やよいの会計シリーズの場合、1年間は無料で利用できる。
- e-Taxとの連携も分かりやすく説明されている
e-Tax自体はありがたいシステムです。
しかし、申請に使用する書類づくりが一番しんどいので
その作業を簡単に誘導し作成してくれる会計ツールは時間と労力を節約してくれます。
やよい青色申告オンライン以外にも
といったクラウド会計ソフトでも同じように確定申告をサポートしているはずです。
やよいの青色申告オンライン以外は使用したことはありませんが、
e-Tax用の申請書類を作成してくれるはずです。
税務の正しい知識や手続きを理解することは重要ですが、
苦労して申請書類を作るストレスをなくし
かつ、大事な時間を節約できるシステムは利用したほうがよいと思います。
デメリットは?
よくメリットとデメリットということをいわれますが
確定申告ツールに関してデメリットと感じることはありません
しいて言えば、2年目からかかる年額費用8,000円が必要という部分です。
しかし、ストレスや無駄な時間を節約できると考えると
安い!と思っています。
これは、個人の感覚です。
わずかの収入のなかで、費用がかかるのは困るという方もいますよね。
税理士さんなどに依頼すると50、000円~80,000円というのが相場だそうです。
わたしの様なチョットだけの申請だとしても、10,000円を割ることはないでしょう。
それを考えれば、かなりお得だともいえるのではないでしょうか。
来年の確定申告は、今回の操作を参考に同じ作業をするだけですから
更に楽になるはずです。
もし申告する方は、利用したほうが便利なのは間違ありません。